タミフル使用注意報.jp

タミフルとイエローレターとは

イエローレターは、厚生労働省の判断のもとに医薬食品局安全対策課長名義で発行される緊急安全性情報の通称であり、医療従事者に向けの情報と国民に向けの情報の2種類がある安全性速報と呼ばれるブルーレターもあります。イエローレターは、医薬品や医療機器の使用時に重篤な副作用などが発生した時に緊急性や重要度が高い改訂があった場合に、製薬会社の人間が直接医療機関や医療従事者に対して配布及び説明を行う必要があります。イエローレターの配布に際しては、医薬食品局安全対策課長の指示から4週間以内の配布が義務づけられています。実際に平成19年3月に中外製薬株式会社対して、タミフル服用後の異常行動についてのイエローレターが発行されています。
タミフルは、未成年患者の服用後に転落事故などの異常行動が報告されており、保護者に対して小児や未成年者のタミフル服用後は異常行動のリスクの認識と自宅治療に際しては小児や未成年を1人にしない対応が2日間以上必要と注意喚起を行っています。しかし、厚生労働省は、抗インフルエンザ薬の種類や使用の有無と異常行動については、特定の関係に限られるものではないとし、タミフルと異常行動に因果関係はないという見解を示しています。タミフルは、A型とB型インフルエンザウイルス感染症及び予防に有効性を発揮するとされ、感染細胞から増殖したインフルエンザウイルスが遊離するのを阻害する事によりウイルス増殖を抑制する効果があります。インフルエンザは、約48時間後に体内のインフルエンザウイルスがピークを迎えるので、感染初期の出来るだけ早期にタミフルの服用で症状の緩和と治癒を1日~2日ほど短縮する効果が期待出来ます。

タミフルで悪夢?うなされる症状報告多数

学級閉鎖とは多くの子供たちが流行感冒症に感染した証拠であると言えます。その流行感冒症とは主にインフルエンザ感染を指します。感染してしまうと40度以上の高熱が出るのが特徴的です。高熱のほか関節痛、倦怠感、下痢、嘔吐などを伴い起き上がる事ができず、日常生活がままならなくなってしまいます。治療する上では医療機関で一週間程度自宅療養が命じられるようになります。それは感染者の咳やくしゃみなどの飛沫によって人から人へ次々と感染してしまうので感染し症状が発症した人は自宅療養が命じられます。インフルエンザの治療には一般的な風邪薬では症状を緩和することができません。インフルエンザの治療にはタミフルなどの専門治療薬での治療が必要となります。タミフルを飲むと肺に侵入したインフルエンザウイルスの増殖が抑制されるようになるので発熱や下痢などの症状が和らいでいきます。インフルエンザ感染の対症療法として非常に効果の高いタミフルですが、小学生や中学生など青少年に服用させたことである副作用が報告されています。その副作用とは人によって悪夢を見たりするということです。悪夢を見て、幻覚を見たり、幻聴を覚えそのことで徘徊などの奇行行動が見られたという報告がありました。徘徊などの奇行によって高所から飛び降りる青少年が存在し、命の危険にさらされました。そのことで青少年へのタミフルの処方はケースによっては回避されるようになりました。またタミフルは悪夢を見てうなされたり、激しい頭痛に襲われたり、下痢や嘔吐、アレルギー反応が見られる人もいます。そのため特に青少年の治療の際には慎重に処方薬を検討されるほか、タミフルの代替であるリレンザを処方し治療をすることもあります。リレンザはタミフルとは違い吸入型の粉末薬です。タミフルのような悪夢や奇行、徘徊などの副作用はあまり報告されておらず、青少年でも安全に治療を行うことができます。

タミフルの使用期限について

食品と同じように薬についても使用期限が定められていて、タミフルの場合は2度有効期限が変更されています。まず、タミフルの最初の有効期限は5年と定められていましたが、2008年に5年から7年へと有効期限の延長がなされています。これについては新型インフルエンザの流行が懸念された事から、その対策として2005年度から国民の23%に当たる量の抗インフルエンザウイルス薬の備蓄を行うようになり、さらに2008年には備蓄目標量が国民の45%にまで拡大されて大量のタミフルを備蓄していましたが、2010年の4月から有効期限が切れる製品が出始め、そうすると有効期限が切れたタミフルを廃棄する必要が出てくるという問題がありました。廃棄の何が問題であるのかというと、廃棄するのにも費用が掛かるので財政上の問題があり、そうした事情を考慮した上で室温で適切に保管されている事を条件として有効期限が引き上げられました。使用期限が延長される事で一時的に問題を先延ばしした事になりますが、やがて時間が経過して2013年になると再びインフルエンザ対策としての備蓄しているタミフルの使用期限が引き上げられ、今度は7年から10年となって3年延長される事になりました。2度目の使用期限の延長についても一回目の延長と同様の理由であり、大量に備蓄されているタミフルが再び使用期限を迎えようとしていて廃棄処分の問題があり、再び延長する事で回避した形となります。使用期限が延長される事となった経緯については安全性の面を考えると疑問な点もありますが、その点については製薬会社の方で試験を行って効能が変わらない事が判明したのを受けた上での延長という事になっています。
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